Last Update:2022.10.25
謹啓 時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
放射線検査項目マスタには、本学会が管理している『HIS, RIS, PACS, モダリティ間 予約, 会計, 照射録情報連携 指針(以下、JJ1017指針)』 があり、2011年には厚生労働省の標準規格にも認められています。初版が策定されてから20年が経緯しましたが、未だ多くの施設で独自に作成された放射線検査項目マスタを利用しているケースが多く見受けられ、JJ1017指針の採用が進んでいない状況であります。J1017指針の普及は、粒度の細かい統計データの収集や放射線画像検査の標準化、さらに施設を超えた業務量調査などに加え、線量データと絡めることでコード単位での線量情報の比較が行えるようになり、診断参考レベル(DRLs)の精度向上にも繋り、医療における情報活用の推進に寄与できると考えます。
本研究では、さまざまな医療機関で利用されている放射線検査項目マスタの収集・分析を実施し、JJ1017指針を多くの医療機関に即した放射線検査項目マスタに発展させ、各施設が採用しやすい形で提供できるデータベース構築を図ってまいりたいと考えております。
つきましては、本研究にご同意いただき、参加協力してくださる施設の募集を行います。ご多用中のところたいへん恐縮ですが、ご協力いただきますようお願い申し上げます。