JJ1017 Ver3.4(2022)

Last Update:2022.8.10

 JJ1017 指針は、DICOM規格における「予約情報」および「検査実施情報」の利用手法と併せて、放射線領域において情報連携される手技・行為を表現するコードとそのマスタを提供する指針です。
 2014年のVer3.3公開から6年が経過し、診療報酬改定のたびに小規模なコードの追加を繰り返してきましたが、時代の流れとともに陳腐化が目立ち、事務局である日本放射線技術学会 標準・規格委員会JJ1017班に寄せられた意見や医療情報部会が企画したセミナーの受講者からの意見を踏まえて議論を重ね、今回の改定に至りました。
 2015年に我が国でも初めて診断参考レベル(DRL:Diagnostic Reference Level)が定義され、公表されたことにより医療被ばくへの関心が高まっています。また、医療法施行規則が改正され放射線診療に用いる医療機器について被ばく線量管理の義務化が求められています。このような背景を受けて本指針でも収載が必要と考え、今後、それぞれの医療施設において線量情報のデータ分析を行っていくうえでの留意点について明文化を行いました。本指針を利用する事により、より正確で効率的な被ばく線量データの分析が行えるなど二次利用の可能性について示しています。そのうえで被ばく線量管理には、成人/小児の区分が必要と判断しコードを追加収載しました。
 また、姿勢体位について拡張領域の変更、別表のフォーマット見直し、本指針を使用する上での注意事項を追加記載しました。今回は項目追加のみに留まらず本文等も含めて大幅に変更作業を行ったためバージョンをJJ1017 Ver3.4へ改定しました。

 〈改定内容〉
 別紙「JJ1017ver3.4バージョンアップ 改定内容」を参照ください。
 
 2022.11.1 2022年診療報酬改定に伴い、JJ1017 Ver3.4(2022)へ改定を実施しましたが、公開した頻用コードに誤りがあったため修正した頻用コード表を公開します。

JJ1017に関する資料


JJ1017に関するご意見の送付先:日本放射線技術学会事務局 標準・規格委員会JJ1017班
E-mail : office@jsrt.or.jp

  JJ1017コード作成マニュアル

Last Update:2015.01.10

「放射線領域コードデータマッピング手法に関する医療機関適用課題調査報告」

医療情報部会
平成24年度厚生労働科学研究費補助金・地域医療基盤開発推進研究事業「電子的医療情報の利活用に必要な標準化の整備と普及策に関する研究」(研究代表者:大江和彦(東京大学))において、JJ1017コード作成マニュアルが作成されました。